本プランは今後想定される宇宙（無重力環境下）戦闘における、超長距離からのヒット・アンド・アウェイを実現するための提案である。

【前提となる報告】
1. TCSを装備した月FAに対しても質量攻撃は依然として有効であるとの見解が示されている。
2. 月FAはこれまでのところ単独もしくは少数での行動を基本としている。

【設計方針】
敵FA単機に対して我FA1機での対応を可能とすること。上記報告に則り、大質量を高速度で衝突させるための制御装置としてFAを利用する。

【想定する戦術】
敵FAを発見後、本機体は母艦（輸送艦）を離脱して十分な距離を取る。これは母艦の安全を確保するための措置である。その後ブースターに点火、高速度で敵に接近し、その速度とオーバードマニピュレーターの質量を以て敵FAを殲滅せしむるものである。
推進剤には十分な余裕を持たせた設計とするが、これは帰還用ではなくあくまでも攻撃のためのエネルギーを発生するためのものである。敵殲滅後、本機体は友軍による回収を待つこととなる。