フレズヴェルクを単機にて撃破する事を目標とした装備プラン。
バックパックに集約した各種火器にて飽和攻撃を行い、
敵機をTCS多用によるエネルギー不足に陥らせたところをレールキャノンで撃破というのが想定されている基本戦術である。
実戦によるデータ収集が目的の機体であるが故、腰部にはブースターを兼ねたデータ回収用ドローンが装着されている。
最大の特徴として、ベリルウェポンへの対抗手段の研究中に発見された、
T結晶を結合した水晶装甲にエネルギーを加えると装甲面がバリアコーティングされ耐衝撃性が向上する性質を利用した従来の装甲材をはるかに上回る強度を備えたTCA装甲を組み込んだ武装を随所に装備している事があげられる。
脚部から背面に向けて装備されたラダーブレードはTCAの高い剛性を整流器として用い空戦機動における姿勢制御を行う他、メインブレードを分離して長剣として運用する事もできる。
ベリルウェポンへの対抗策として有用視されたTCAではあるが維持に常にエネルギーを消費するため稼働時間に制限がかかる事に加えて、攻撃を的確にTCA部で受けるには高い操縦技術が必要とされるなど課題が多く実用化は見送られた。