スティレット　ＷＡＣ

多数のスラスターと姿勢制御機構を兼ねた動的装甲を纏う、敵基地攻撃能力に特化した強襲爆撃仕様。
その様子がもぐらたたきに似ている事から、もぐらたたき＝Whac-A-Mole、開発コードＷＡＣが与えられた。

高い機動性と右腕の超長距離ライフルで迎撃を回避・阻害しつつ、左腕に搭載された大型ミサイルで敵基地能力の沈黙を目指しており、普段は大型早期警戒機に搭載され、近隣施設からミサイル発射等の兆候が見られた際に運用される。
背面に加えて足首にもスラスターが組み込まれており、地上戦は不可能。

テスト段階において、開発企画責任者らからは即応性と敵基地攻撃能力が高く評価されたものの、整備士とテストパイロットからは動的装甲制御系の不具合と装甲基部の脆弱性、搭載火力の貧弱さ、目標攻撃後の航続能力に疑問の目が向けられており、一部関係者からは片道切符＝ワンウェイチケットなどと揶揄されている。