機体設定
・SA16-Ex試作型荷電粒子転換炉搭載機
試作された荷電粒子転換炉2基を両腕の接合部に搭載した試験機。
また、両肩の装備には小口径の荷電粒子砲、噴流推力機関、小型エネルギーシールドシステム(以下、ESS)の複数機能が一体となった試作装備を搭載している。本ESSで生成されるエネルギーシールドは近距離かつ部分的な範囲でしか展開できない。
その他、8本のレーザブレードを装備する。
荷電粒子転換炉で生成される膨大なエネルギーにより半永久的な超音速機動が理論上可能。
一方で荷電粒子転換炉は半分以下の出力でしか稼働できず、十全な性能を発揮できていない。これは荷電粒子転換炉の高出力に機体性能が追いつかないため。この問題の解決に開発部門から幾つかの案が出され、後述の強化外装が採用された。

・大型ESS搭載強化外装
SA16-Ex試作型荷電粒子転換炉搭載機用に設計された強化外装。
試作型荷電粒子転換炉に直結する形で機体に装備する。
本強化外装に搭載された大型ESS2基、小型ESS4基と機体側の荷電粒子転換炉の高出力稼働により、遠距離、広範囲、形状自由のエネルギーシールド展開が可能となった。これにより本機体を中心とした全方位にエネルギーシールドを常に展開する絶対防御を実現。
また、エネルギーシールドを目標に投射する攻撃手段を確立した。
本強化外装には背部装備へ変形する可変機構を存在するが、背部装備の形態では機体の機動性を著しく損なうことから、本強化外装は常に展開状態で運用される。
本強化外装の運用が困難となった場合は本強化外装を分離後に爆破し処理する。