コードネーム、「フランキスカ」。

スティレット装備拡張試験型の一種として、可変機構を用いた戦闘のテストを想定した試験型。
背中の大型の推進装備が目を引くシルエットを有している本機であるが、本来変形機構を有さないスティレットを、
アーキテクトそのものに改修を加え、変形に対応させたプランである。
コードネームである「フランキスカ」は、かつて存在した投擲武器の名前であり、足元に投げると不規則な軌道を取ることがあり、
それが本機の動きから連想できるため命名された。
搭載兵装はライフル、ミサイルポッド、斬撃に対応した主翼とサブウィング、レーザーブレード。
変形機構に加え、変形前後で使用不可能になる射撃兵装がなく、デッドウェイトが極力生じない設計となっているため、
両形態を行き来しつつ柔軟な戦闘が可能となっている。
中～近距離戦を重視しており、変形状態で距離を詰め、変形を解除しての近距離戦闘で敵機を殲滅するのが主戦法になる。
様々な戦闘にもある程度は対応できる本機だが、変形時に生じるアーキテクト本体への負担が大きく、
メンテナンス班の負担が大きい事が予想されたため、本試験運用は凍結となった。

・・・が、本機の背中のブースターのシルエットが後に開発されるフレームアームズに受け継がれていると
いった噂があるが、その真実を知る者はいない。